相続財産(遺産)を守る専門家(弁護士・税理士)が解説!

相続の専門家(弁護士・税理士)が教える相続の相談窓口│相続財産を守る会

相続手続

戸籍謄本と戸籍抄本の違いは?戸籍のとり方、記載内容は?

投稿日:

相続手続きでは、多くの戸籍が必要となります。相続手続きで必要となる戸籍には種類があります。

よく使われるのが、戸籍謄本、戸籍抄本、除籍、改製原戸籍です。このうち、戸籍謄本、戸籍抄本「現在戸籍」といいます。相続手続きで現在戸籍が必要となるとき、戸籍謄本を使用するのが一般的です。

では、戸籍謄本と戸籍抄本はどのように違うのでしょうか。記載方法や戸籍のとり方に違いがあるのでしょうか。

今回は、相続手続きでよく利用される戸籍謄本と戸籍抄本の違い、記載内容がどのように異なるかと、その取り方について、相続手続きに強い司法書士が解説します。

「相続手続」の人気解説はこちら!

相続手続

2018/11/26

相続で印鑑証明書が必要な手続まとめと、印鑑証明書の取り方

相続が発生したとき、さまざまな書類が必要となりますが、その中でも「戸籍謄本」と並んで重要なのが「印鑑証明書」です。では、なぜ相続で印鑑証明書が必要か、理由を理解していますでしょうか。 日本では、「印鑑を押すこと」の重要性が非常に高く、特に「実印」は重要視されています。この「実印」を証明するのが印鑑証明書ですが、相続における印鑑証明書の役割を、正しく理解してください。 特に、意思表示をしたことを示す重要な事実の1つである「実印」と印鑑証明書の管理をしっかりして、盗用・悪用にご注意ください。 今回は、相続手続 ...

ReadMore

相続手続

2018/11/21

相続で必要な「出生から死亡までの戸籍謄本」の集め方・取り寄せ方

身近なご家族がお亡くなりになり、相続手続きをしなければならないときに必要となるのが、戸籍の収集です。今回は、必要な戸籍の集め方・取り寄せ方についての解説です。 遺産分割協議を開始するときに相続人を調査し、相続登記、相続税など、相続手続きのあらゆる場面で、戸籍が重要となります。 よくある相続相談 相続手続きを進めるのに何部戸籍を取得すべきでしょうか? 相続手続きで必要な戸籍はどこまでの範囲でしょうか? 日中仕事があり、郵送やインターネットなどで戸籍を取得できますか? 相続手続きにでもならなければ一般の方には ...

ReadMore

相続手続

2019/2/15

相続財産目録とは?作成方法・書き方は?【書式・ひな形・記載例】

相続財産目録とは、相続手続きに利用される、お亡くなりになった方(被相続人)のある一時点(死亡時など)における相続財産(遺産)を網羅的に記載した書面のことです。 相続財産目録は、法律上の作成義務があるものではないですが、遺言書作成の際に利用されたり、相続開始後(被相続人の死亡後)の遺産分割協議の際に、話し合いのときに利用されたりします。相続財産(遺産)が特定されて、便利だからです。 相続人間の「争続」が長期化してしまったり、協議書などを作成した後で、遺産分割していない相続財産(遺産)が発見されたりしないよう ...

ReadMore

相続手続

2019/3/8

相続同意書とは?作成方法は?提出が必要なケースは?

相続手続きをするとき、「相続同意書」という書面が必要となることがあります。 相続同意書とは、その名のとおり、相続について同意していることを示す書面ですが、より具体的には、特定の財産について特定の相続人が相続することを、他の相続人全員が同意していることを示す書面のことをいいます。 今回は、相続同意書の作成方法と、相続同意書の必要な相続手続きのケースについて、相続手続きを多数取り扱う司法書士が解説します。 「相続登記」の人気解説はこちら! 目次1 相続同意書とは?2 相続同意書の提出が必要な相続手続きとは?2 ...

ReadMore

相続手続

2018/11/23

相続で委任状が必要なケースと、委任状の書き方を弁護士が解説!

相続には、多くの手続きが必要です。相続の準備は手間が多く、時間もかかります。しかも役所や金融機関など、平日の日中しか開いておらず、昼に仕事がある会社員などの方々は、手続を進めることが難しい場合があります。 相続の手続きや準備をする際に、弁護士、司法書士、税理士などの相続の専門家を積極的に活用することで、便利に相続手続きができます。 相続の専門家に手続きを任せる際に記載するのが委任状です。今回は、委任状が必要なケースと、その際の委任状の記載方法について、相続に強い弁護士がご説明します。 委任状をきちんと作成 ...

ReadMore

相続財産を守る会を運営する、弁護士法人浅野総合法律事務所では、相続問題と相続手続きの代行サポートに注力しています。

司法書士
吉越清顕

弁護士法人浅野総合法律事務所、司法書士の吉越です。

相続手続きでは、多くの戸籍が必要となります。相続手続きで必要な戸籍が1通で足りるということはほとんどなく、何通もの戸籍が必要となることが一般的です。

戸籍は古くからある制度のため、古い戸籍は読みづらいです。戸籍は、記載事項が多く、一見すると複雑ですので、戸籍の種類と名称を理解することによって、少しでも早く相続・遺産分割の準備を進められるようにしましょう。

戸籍・戸籍謄本・戸籍抄本とは?

戸籍とは、人の家族関係の移り変わりがすべてわかる書面です。いつ生まれ、両親が誰で、いつ誰と結婚し、いつ死亡したかが、戸籍を見ればわかります。

相続手続きをはじめ、戸籍は、身分関係を証明する重要な書類であり、相続手続き以外にも、パスポートの取得などの際に戸籍取得の手続が必要となります。

私達が役所において取得できる戸籍は、「戸籍それ自体」ではなく、戸籍の写しです。戸籍は非常に重要で、原本は役所で管理されているからです(最近の戸籍はデータ化されています。)。たとえ本人でも戸籍の原本はもらえません。

「本籍地」とは、戸籍を保管してある土地のことをいいます。住所を変更しても本籍地は変えない場合が多いですが、本籍地を変えることもできます。

戸籍謄本と戸籍諸本の違いは?

戸籍謄本、戸籍抄本はいずれも、現在の戸籍の写しですが、写しをとる内容(記載内容)によって、用語が使い分けられています。戸籍謄本と戸籍抄本の違いは次の通りです。

ポイント

戸籍謄本
:戸籍の原本の内容を全部写している書面

戸籍抄本
:戸籍の原本の内容の一部のみを写している書面

簡単にまとめると、「一人分」か、「多人数分」か、という違いであるとお考えください。

戸籍謄本とは?

戸籍謄本とは、戸籍の原本のすべての内容を写した書面のことをいいます。

その戸籍に記載された人を全員記載した戸籍が、戸籍謄本です。

戸籍抄本は、記載されている方のみの証明書であるため、相続手続きなど、家族全員の証明書が必要となる場合には、戸籍謄本を請求するのが一般的です。

戸籍抄本とは?

戸籍抄本とは、戸籍の原本のうち、一部のみを抜粋して記載した書面のことをいいます。

相続手続きでは、通常は戸籍謄本を使用するのが一般的ですが、手続によっては、戸籍抄本で足りる場合もあります。

そして、戸籍抄本は、一部の人のための証明書となり、記載されている方のみの証明書となりますので、「誰の戸籍抄本がほしいか」を特定して請求しなければなりません。

戸籍謄本・戸籍抄本の取得費用は?

戸籍謄本、戸籍抄本の取得費用は、いずれも同じ手数料です。1通あたり450円程度が一般的です。

そのため、他の家族の記載を省きたい場合でなければ、戸籍謄本を取得することが通常です。

戸籍謄本・戸籍抄本の名称が変わりました

戸籍謄本、戸籍抄本は現在、戸籍の「全部事項証明」、「個人事項証明」という名称に変更されています。戸籍の電子化にともない、名称が変更されました。

ただ、現在でも、慣れ親しんだ戸籍謄本、戸籍抄本という名称がよく使われています。

これは、戸籍謄本が、戸籍にのっている全員分の証明書となっており、戸籍抄本が、戸籍のうちの一部の人の証明書となっているからです。

現在戸籍とその他の戸籍の違い

戸籍謄本、戸籍抄本は、いずれも「現在戸籍」と呼ばれています。現在戸籍とは、その名のとおり、現在生存している人が記載されている戸籍のことです。

現在戸籍ではない戸籍には、除籍があります。除籍とは、既に死亡したり、戸籍を異動したりした結果、その戸籍には誰もいなくなった場合に残される戸籍のことをいいます。

相続手続きでは、被相続人の死亡や、相続人となるはずの人が死亡していることを証明する目的で、除籍が必要書類となることがあります。代襲相続人がいる場合などに注意が必要です。

参 考
「代襲相続」が起こる場合と、範囲・割合などはこちらをご覧ください。

「代襲相続」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「代襲相続」を知ることによって、いざ相続が発生したとき、誰が、どれだけの遺産(相続財産)を相続できるかがわかります。 通常、相続が発生した ...

続きを見る

戸籍と住民票の違いは?

戸籍と似た書類に、住民票があります。住民票にも、証明をする人の氏名が記載してあり、その家族などが記載されています。

しかし、住民票は戸籍とは異なり、証明できるのは、本籍と現在の住所地だけです。住民票には、戸籍には書かれているどのような身分関係であるかについての情報は載っていません。

住民票に載っているのは、本籍と現住所です。これに加えて、身分関係についての詳細な情報が必要な場合には、住民票に記載されている本籍地の市区町村役場へ、戸籍の請求をしていただく必要があります。

「戸籍を取得したいけれども、本籍地がわからない。」という場合に、住んでいたことのある場所を管轄する市区町村に、住民票(もしくは住民票の除票)を請求して、本籍地を調査します。

戸籍謄本・戸籍抄本の取り方は?

戸籍謄本・戸籍抄本の違いを理解していただいたところで、戸籍謄本・戸籍抄本の取り方について説明します。

戸籍は、戸籍謄本、戸籍抄本いずれも、本籍地の市区町村役場に申請をして取得できます。

市区町村役場の市民課、住民課、戸籍課といった名称の窓口に申請書とともに本人確認書類を提出して手続してください。郵送でも取得することができますし、市区町村によっては、自動交付機やコンビニで取得できる場合もあります。

戸籍を請求できる人は、戸籍の筆頭者、配偶者、直系卑属、直系尊属ですが、これらの人から委任状をあずかれば、代理人として戸籍を請求し、取得できます。

特に、相続にともなって戸籍を取得するときは、「出生から死亡までのすべての戸籍」が必要であるなど、煩雑な手続きや、古い戸籍の読み解きが必要なケースもありますので、相続手続きに強い司法書士にお任せください。

出生から死亡まで、ずっと同じ場所にいれば、戸籍が1通で済むこともありますが、通常は、結婚したり子どもを産んだり、養子になったりと、さまざまな人生のタイミングごとに戸籍が変わっていることがあります。

相続登記にかかる費用と司法書士費用は、こちらをご覧ください。
相続登記の費用がいくらかかるか、司法書士が解説!

相続財産に、不動産が含まれている場合には、遺言、遺産分割協議などによって決まった相続分にしたがって、不動産の登記名義を変更する必要があります。 相続が発生したときに、相続分にしたがって不動産の登記名義 ...

続きを見る

相続手続きは、「相続財産を守る会」にお任せください!

いかがでしたでしょうか。

今回は、相続手続きを行うときに重要な必要書類となる戸籍について、戸籍の種類と名称、取り方、記載事項などの基本を、相続手続に詳しい司法書士が解説しました。

相続手続きに必要となる戸籍を集める手間が多くかかりそうな複雑な相続の場合には、遺産分割協議も揉めやすく、相続財産も高額になりがちで相続税の申告・納付も必要となります。

相続財産を守る会では、相続手続きに詳しい司法書士だけでなく、相続問題に特化した弁護士、税理士など、多業種の専門家が、あなたの有利な相続・遺産分割を全力でお手伝いします。

相続手続きの手間が多く、相続に強い専門家に任せてしまいたい方は、できるだけお早めに無料相談ください。

ご相談の予約はこちら

相続のご相談は
「相続財産を守る会」
相続にお悩みの方、相続対策の相談をしたい方、当会の専門家にご相談ください。
お問い合わせはこちら
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
司法書士 吉越 清顕

司法書士 吉越 清顕

司法書士吉越清顕は、弁護士法人浅野総合法律事務所に所属する司法書士です。東京都中央区、銀座駅から徒歩3分の利便性の高い、相続登記・戸籍に強い司法書士です。 同場所に所在する税理士法人浅野総合会計事務所と連携をとることで、ご相談者にとって最適なトータルサポートによる相続問題の解決を目指します。

-相続手続
-,

Copyright© 相続の専門家(弁護士・税理士)が教える相続の相談窓口│相続財産を守る会 , 2019 All Rights Reserved.