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遺産分割

遺産分割とは?どのような遺産分割方法・遺産分割手続がある?

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親などの家族がお亡くなりになり、相続人が複数いるとき、他の相続人との間で相続財産を分けるためには、遺産分割をしなければなりません。

遺産分割の流れは、遺言書の有無の確認、相続人の確定、遺産分割協議、遺産分割調停・審判と進みます。遺産分割のとき、自分の分け前がどの程度なのか、気になる相続人の方が多いのではないでしょうか。

遺産分割についての基礎知識を理解しておくことで、相続人同士、兄弟間などで大揉めになることなく、相続についての話し合いを有利に進めていくことができます。

「遺産分割」の人気解説はこちら!

遺産分割

2019/1/24

法定相続分を超える「超過特別受益」は、返還する義務がある?

お亡くなりになった方(被相続人)から、生前贈与などによって特別な利益を得た人は、その分を遺産分割のときに調整することとなります。これを「特別受益」といいます。 特別受益の考え方は、共同相続人間の不公平を正すために、相続財産(遺産)となるはずの財産をより多く得ていた方が、その財産を相続財産(遺産)に加算して清算するためのものです。しかし一方で、法定相続分を超える財産を生前に得ていたとき、特別受益の考え方では調整ができない場合があります。 そこで今回は、法定相続分を超える財産を、被相続人の生前に得ていた「超過 ...

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遺産分割

2019/2/15

遺留分減殺請求の相手方・請求先・判断方法・順番は?【弁護士解説】

民法で定められた相続人(法定相続人)が、最低限相続によって承継することが保障されている相続分を「遺留分」といい、遺留分を侵害されたときに、多くの財産を入手した人に対して財産を取り返すために行使されるのが「遺留分減殺請求権」です。 ところで、遺留分減殺請求権を行使する相手方、すなわち、請求先は、誰なのでしょうか。「遺留分を侵害している相手方」に行うのが原則ですが、「遺留分の侵害のされ方」も様々に異なるため、相手方・請求先が誰か迷う場合があります。 例えば、遺留分を侵害する生前贈与、遺贈(遺言による贈与)が複 ...

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遺産分割

2018/12/29

子どもの一人にできるだけ相続財産(遺産)を残さない6つの方法

家庭内に問題があり、子供の1人に、相続財産(遺産)を一切残したくない、という相続相談が少なくありません。しかし、さまざまな方法があるものの「100%必ず、子供の1人に相続財産を与えない」方法はありません。 一般的には、「子どもにできるだけたくさんの財産を残してあげたい」というのが親心でしょうが、中には「勘当した」「縁を切った」「子がどこにいるか、生死もわからない」というご家庭もあります。 一方で、「子どもに与えるくらいなら、配偶者(夫や妻)、近しい友人に財産をもらってほしい」という想いを実現する方法もあり ...

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遺産分割

2019/1/15

遺産分割協議のやり直しはできる?無効・取消できる?

遺産分割協議が終了した後になって、やり直したいという相続相談に来られる方がいます。ご相談者にも特別なご事情がおありでしょうが、一度成立した遺産分割協議を取消、撤回したり、やり直したりすることは、そう簡単ではありません。 遺産分割協議は、相続人全員の合意がなければ成立しませんから、遺産分割協議書の内容に疑問、不安があったり、心から納得いかなかったりする場合には、署名押印を保留してください。 今回は、万が一遺産分割協議をやり直したいと考える方に向けて、遺産分割協議がやり直せる場合と具体的な方法などについて、相 ...

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遺産分割

2019/2/26

前妻の子・前夫の子も相続権ある?財産をできるだけ与えない方法は?

結婚、離婚、再婚を繰り返した人がお亡くなりになったときに、相続問題でよく揉め事となるのが、「前妻の子(前夫の子)の相続権」です。 前妻は、離婚後は、相続をする権利はありませんが、前妻の子は、離婚、再婚を繰り返したとしても子の地位のままで居続けるため、相続をする権利をもっています。この場合、前妻の子の相続分、遺留分の割合を理解しておかなければ、「争続」の火種となります。 今回は、前妻(前夫)との間の子がいたときの遺産相続、遺産分割の注意点と、前妻(前夫)の子にできるだけ相続財産(遺産)を渡さない方法について ...

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遺産分割とは?

ご家族が死亡したとき、そのご家族の所有している相続財産は、相続人が、相続分に応じて共有します。これを、「共同相続」といいます。

共同相続人が実際に相続財産を単独所有とするためには、相続人の間で、遺産の分け方を決める必要があります。共同相続した相続財産の分け方を話し合い、実際に財産を分けること遺産分割といいます。

遺産分割を行った結果、相続財産が相続人の単独所有となるときには、遺産分割までに生じた第三者の権利を侵害しない範囲で、相続の開始時にさかのぼって相続人が被相続人から直接承継したものとみなされます。

参 考
遺産分割協議が揉める理由と対処法は、こちらをご覧ください。

「遺産分割協議」とは、法定相続人や、遺言によって相続人に指定された人が、相続財産(遺産)をどのように分けるかについて話し合いをする協議のことです。 遺産分割協議は、あくまで話し合いですから、円満に解決 ...

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遺産分割の方法は?

遺産分割の方法は、通常の共有物の分割と異なり、相続開始時にさかのぼる効力(「遡及効」といいます。)があります。

遺産分割の方法は、遺産分割の対象となる財産が現金のみであれば単純ですが、不動産(土地・建物など)や、容易に分けることのできない高価な動産(宝石・家宝など)があるとき、単純に半分に分けるというわけにはいきません。

相続人間で、遺産分割の方法で大きな揉め事とならないよう、遺産分割の4つの方法について理解してください。

現物分割(げんぶつぶんかつ)

遺産分割の方法のうち、現物分割とは、相続財産の現物をそのまま、相続人に対して分割する方法をいいます。

たとえば・・・

例えば、「自宅不動産は妻に、預貯金Aは長男に、預貯金Bは次男に」といった遺産分割が、現物分割です。

現物分割の場合、相続財産が現金・預貯金であれば、1円単位で細かく分割することができますが、相続財産が不動産の場合などには、細かく分割することができません。

不動産も、土地であれば分筆して現物分割をすることもできますが、土地上に建物が建っていた場合には、単純に「不動産を半分に分けて遺産分割する」というわけにはいきません。

相続人間の不公平間を消すためには、この後に紹介するその他の遺産分割の方法を併用することも可能です。

換価分割(かんかぶんかつ)

遺産分割の方法のうち、換価分割とは、相続財産を売却して現金に換え、その現金を、相続分に応じて分配する方法のことをいいます。

たとえば・・・

例えば「不動産、株式その他の有価証券を全て売却すると1億円になったので、これを相続割合に応じて分割する」といった方法が、換価分割です。

換価分割の場合には、相続財産に不動産があったり、どうしても分けることのできない財産が有ったりする場合であっても、財産がどのような構成であったとしても、不公平のないように細かく遺産分割することができます。

換価分割のデメリットは、残したい財産がある場合に不都合が生じる点です。例えば、家業に使用している不動産、家宝、自宅用不動産などを子に残したい場合、換価分割だけでは遺産分割の問題を解決することはできません。

また、換価分割の場合、不動産や株式など、評価の増減が激しい財産の場合、「いつ、いくらで売却するのか」が、相続人間で更なる争いとなることがあります。

代償分割(だいしょうぶんかつ)

遺産分割の方法のうち、代償分割とは、相続財産をある相続人が相続をし、他の相続人に対して、相続分に相当する現金などを支払う方法による遺産分割のことです。

たとえば・・・

例えば、「1億円の不動産を長男が相続する代わりに、妻と次男に対しては、妻に5000万円、次男に2500万円の現金を支払う」という方法による遺産分割です。

主に、相続財産のうちかなりの割合を占める高額な不動産が存在するときに、代償分割の方法による遺産分割が行われます。

代償分割の方法によって遺産分割をしようとすると、代償として支払う現金・預貯金などが必要となります。代償分割によって不動産など分け難い相続財産を取得するものに資力がある必要があるということです。

共有分割(きょうゆうぶんかつ)

遺産分割の方法のうち、共有分割とは、相続財産を、相続割合に応じて相続人全員で共有する方法による遺産分割です。

たとえば・・・

例えば、「お亡くなりになった方の相続財産が自宅不動産のみであったため、妻と長男、次男で、相続分に応じて共有し続ける」という方法による遺産分割が、共有分割です。

共有分割の場合、遺産分割のときにおこる可能性のある問題を先送りにしただけとなってしまうおそれもあります。相続財産が不動産などの場合、売却をしなくても相続を済ませることができます。

しかし、共有分割によって遺産分割を解決した場合には、その後に、相続財産を売却、処分したくなったとき、相続人全員の同意が必要となり、そのときになって同意がとれないと、遺産分割協議の争いが再燃することとなります。

特に、相続財産は少ないけれども相続人が多いという場合には、共有分割は、将来の争いごとが大きくなってしまいがちです。

遺産分割の手続は?

遺産分割の手続きは、優先順位の順番で、遺言による指定、相続人間の協議(遺産分割協議・遺産分割調停)、家庭裁判所の決定(遺産分割審判)の順に決められます。

まずは、遺言があるかどうかを確認し、遺言がある場合には遺言にしたがって遺産分割を行います。

次に、相続人間で協議を行い、まとまった場合には、遺産分割協議書を作成します。

家庭裁判所では、遺産分割調停が申し立てられると、裁判官1名、調停委員2名からなる調停委員で、共同相続人間の利害を調整しながら、遺産分割についての話し合いを仲裁します。

遺産分割調停で、相続人全員の合意が成立する場合には、調停調書を作成し、遺産分割の手続は終了します。

遺産分割調停で、相続人の合意が整わない場合には、遺産分割審判の手続に移行します。

遺産分割審判では、家庭裁判所が、遺産の範囲、相続人の範囲などを審理して確定した上で、特別受益、寄与分などについての相続人当事者の主張を考慮して、遺産分割を最終的に決定します。

参 考
遺産分割協議書の作成方法は、詳しくはこちらをご覧ください。

ご家族がお亡くなりになると、相続財産(遺産)を得るためには、遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成しなければならない場合があります。 遺言がない場合や、遺言があるけれども、相続財産(遺産)の全てにつ ...

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参 考
遺産分割調停の申立てから調停成立までの流れは、こちらをご覧ください。

遺産分割調停とは、相続財産(遺産)の分割方法について、家庭裁判所において、調停委員の関与のうえで話し合いを行うことです。遺産分割協議が、いざ進めると相続人本人間だけでは思ったようにまとまらないとき利用 ...

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遺産分割協議のサポートは、「相続財産を守る会」にお任せください

いかがでしたでしょうか。

今回は、「遺産分割」についての基礎知識として、遺産分割の方法、手続などについて、相続に強い弁護士が解説しました。

相続財産を守る会では、遺産分割協議の経験豊富な弁護士が、ご依頼者にとってより有利な相続の実現をサポートします。

遺産分割についてお悩みの方は、できるだけお早めに無料相談ください。

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弁護士法人浅野総合法律事務所は、銀座(東京都中央区)にて、相続問題、特に、遺言・節税などの生前対策、相続トラブルの交渉などを強みとして取り扱う法律事務所です。 同オフィス内に、税理士法人浅野総合会計事務所を併設し、相続のご相談について、ワンストップのサービスを提供しております。

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